専門学校と大学でどう違う？

小学校教諭を目指す場合、専門学校と大学どちらが良いか迷う方も多いでしょう。そこで、こちらのページでは、専門学校と大学との違いやメリット、大学と専門学校それぞれに向いている人について詳しく解説します。

大学と専門学校の違い

教育内容・カリキュラム

大学や短期大学、専門学校の教育内容やカリキュラムの大きな違いとしては、「一般教養から専門領域まで広く学べる」「学問として体系的に学ぶ」という点が大きな違いです。

大学・短期大学は学問として体系的に学ぶことや一般教養から広く学ぶことができ、卒業後は学士や短期大学士といった学位が得られます。

一方専門学校は、職業に直結する専門領域の知識や技術を学ぶ場で、卒業後は専門士という称号が得られます。

学校生活

4年制大学は学生生活が長いため、勉強以外の部分でもキャンパスライフを楽しむ事ができるため、クラブやサークル活動を楽しむほか、図書館などの設備も充実しています。

一方短期大学や専門学校は、学生生活が短い分、勉強に集中しなくてはならないため、勉強以外の充実はあまり望めません。

学費

4年制大学は在学期間が長い分、学費が高くなる傾向にありますが、国立大学と比べると、私立短大と専門学校でさほど学費に大きな差はありません。そのため、狙える範囲であれば、専門学校と同じくらいの学費であれば国立大学を目指したいと考える方もいます。

卒業後の進路・年収

公立の保育園・幼稚園・小学校においては、資格や免許を取得し、応募資格さえあれば誰でも応募ができますが、一般企業が母体の園や学校法人によっては採用条件に「大卒」や「4年制大学卒」となっているところもあるため、4年制大学のほうが進路の幅は広くなりやすく、年収も高くなりやすい傾向があります。

大学に行くメリット

• 在学中の4年間でやりたいことを見極められる
• 留学制度や図書館などの制度や設備が充実しているため学びやすい
• 一般教養も学べるので幅広く知識を得られる

専門学校に行くメリット

• 実務に直結した勉強を短期間で習得できる
• 同じ専門分野を目指す志が同じ仲間と一緒に学べる

大学と専門学校、それぞれ向いている人

大学に向いている人

• やりたいことが決まっておらずじっくり見極めたい人
• 専門分野以外にも幅広く学びたい人や深く学びたい人
• 学び以外にもサークル活動等を頑張りたい人

専門学校に向いている人

• 将来なりたい職業が明確に決まっている人
• 早く卒業してできるだけ早く就職したい人
• 学費を抑えつつ即戦力になる力を付けたい人

まとめ

4年制大学や短大、専門学校にはそれぞれ違いがあり、それぞれメリットがあります。将来やりたいことが明確でない人ほど、学生時代の長い4年制大学で学びながらじっくり見極めることができるのでおすすめ。

また、就職後の年収や就職先の範囲が広がる点を重視する場合は、大学がおすすめです。