小学校教諭を目指したいという方のために、こちらのページでは一般的な小学校教諭の難易度と傾向、愛知県の小学校教諭の難易度と傾向、教員採用試験の日程や注意事項などについて詳しくご紹介します。
小学校教諭の難易度は、小学校教員採用試験の合格難易度から考えることができます。2022年の全国の小学校教諭採用試験の倍率は2.4倍。2018年の3.2倍と比較して減少傾向にあります。一方で、地域による差も見逃せません。採用数が多い都市部よりも、採用数が少ない地方においては倍率が高くなるという傾向があります。
また、小学校教諭は中学校教諭や高校教諭と比べると採用倍率が低いことから、教諭の中では比較的合格しやすいとも言えますが、それでも何年も臨時教諭として働きながら毎年小学校教員採用試験を受験しているという方も多いのが現状です。
地域によっても差がある小学校教諭の採用試験ですが、愛知県ではどうなのでしょうか。
令和3年度(2021年度)の公立教員採用選考試験においては、小学校教諭の採用予定人数約850人に対し、2230人の志願者が応募したため、倍率は2.9倍となりました。全国平均と比較するとやや高くなっています。
各自治体によって異なりますが、3月~4月頃から受験案内の配布が行われ、希望者が出願します。第1次試験は7月頃、1次発表が8月頃、第2次試験は8月~9月頃で、2日間の日程で行われ、2次の発表が10月頃となっています。
ここで注意したいのは、10月頃の2次の発表で合格したとしても、「採用候補者名簿」に掲載され、必要に応じて採用が行われるという点です。ごく稀ですが、次年度の欠員が予定より少なかった場合などは合格したとしても採用に至らないケースがあるため、頭に入れておきましょう。
団塊の世代にあたる教員の定年時期を迎えていることにより、補充のための採用数が増えているなどの要因で、小学校教諭の倍率は年々下がってきています。自治体によって倍率は変わりますが、中学校や高校よりも狙いやすいことから、小学校教諭は狙い目とも言えます。
小学校教諭を目指している方は、ぴったりの大学選びをするために、いろいろな大学をチェックしてみましょう。
※選定基準:
愛知県で保育士資格、幼稚園教諭・小学校教諭免許のいずれかの取得を目指せる大学のうち、保育士資格・幼稚園教諭・小学校教諭の同時取得も可能な大学の中から、以下の基準に沿ってピックアップしています。(2022年3月調査時点)
・名古屋芸術大学…資格取得+αの力をつけられるコースの数が最も多い大学(7コース)
・桜花学園大学…最新の実績で、公立園および公立小学校(特別支援含む)の就職人数を明示していて最も多い大学(2020年度 計64名)
・椙山女学園大学…SSK(名古屋の女子大御三家)のうち、偏差値が最も高い大学(教育学部保育・初等教育専修の偏差値…50.0~52.5※)
※参照元:スタディサプリ(https://shingakunet.com/gakko/SC000150/nanido/)