保育士の仕事は、目まぐるしく1日が過ぎていくものです。そこで気になるのは、昼食事情です。ここでは保育士の昼食事情や給食を利用する場合の費用、昼食をとる時間などを詳しく紹介します。
保育士の昼食は、勤務先によって事情が異なります。給食を食べて良いという保育園もあれば、お弁当を持参する必要がある保育園もあります。割合としては、半々ぐらいです。
給食の場合は、子どもたちと同じご飯を食べることで仲が深められる、朝のバタバタした時間帯にお弁当を作る必要がなく楽、などのメリットがあるでしょう。一方で、園によっては給食代を支払う必要がある、給食が足りなくてすぐにお腹が空いてしまう…というようなデメリットもあります。
一方で弁当の場合、自分の好きな量・好きな食べ物を持参できるという点はメリットです。保育士にとっても、昼食の時間は至福の時間です。好きなものを心行くまで食べることで、午後のエネルギーが補給できます。「先生のお弁当見せて!」「これは何?」など子どもたちとの会話のきっかけにもなるでしょう。
とはいえ、弁当を作る時間を確保しなくてはならず、手間が増えるという点はデメリットです。コンビニやスーパーで買ったご飯を持参することもできますが、子どもたちに見られて保護者に伝わると、悪い印象を与える可能性もあるため注意が必要です。
保育士も給食を食べる園の場合、気になるのは給食費の扱いです。給食を食べてもいいけれど、別途給食費として給料から差し引かれる、というケースもあります。しかし、給食費の扱いは園によって大きく異なります。
中には給食無料という福利厚生を設定している園もあります。その場合は昼食費が無料になるため、かなりの節約になるでしょう。無料とまではいかなくても、給食費の一部を昼食代補助として支給してくれる園もあります。
昼食をとるタイミングも、園によって異なります。子どもたちと一緒に食べるようにとしている園もあれば、昼休憩がしっかりと設けられており、自分のペースでゆっくりと食べられる園もあります。
しかし、実際には休憩があってもなかなか昼食にゆっくりと時間をかけられない…という保育士が多いのが実情です。連絡帳の記入や製作業務が多く、昼休憩中にもそれらの業務を行わなくてはならない…となると、ゆっくり食べている時間はありません。
園によって昼休憩の過ごし方は異なりますが、業務の手を休めてゆっくり昼休憩をとることが難しいケースも多いようです。
業務の合間を縫って急いで食べなくてはならない、というのが実情とはいえ、早食いはあまり良いものではありません。食事により、体では脳内のヒスタミン等の神経伝達ホルモンが分泌されます。このホルモンが満腹中枢を刺激して満腹感を得るのですが、食事を開始して20分経過しないと分泌されない、という特徴があります。早食いだとホルモンが分泌されるよりも早く食べ終わってしまい、まだお腹が空いているから…と追加で食べたくなるのです。
早食いが食べすぎにつながり、結果として肥満につながります。またよく噛んで食べないと消化も悪く、胃腸に負担がかかって調子を崩しやすくなるという心配もあるでしょう。
早食いには十分注意し、しっかりと噛んで食べることを心がけてください。
※選定基準:
愛知県で保育士資格、幼稚園教諭・小学校教諭免許のいずれかの取得を目指せる大学のうち、保育士資格・幼稚園教諭・小学校教諭の同時取得も可能な大学の中から、以下の基準に沿ってピックアップしています。(2022年3月調査時点)
・名古屋芸術大学…資格取得+αの力をつけられるコースの数が最も多い大学(7コース)
・桜花学園大学…最新の実績で、公立園および公立小学校(特別支援含む)の就職人数を明示していて最も多い大学(2020年度 計64名)
・椙山女学園大学…SSK(名古屋の女子大御三家)のうち、偏差値が最も高い大学(教育学部保育・初等教育専修の偏差値…50.0~52.5※)
※参照元:スタディサプリ(https://shingakunet.com/gakko/SC000150/nanido/)