小学校教諭になるために必要な免許には、「普通免許状」や「特別免許状」「臨時免許状」の3種類があります。
そこで、こちらのページでは小学校教諭に必要な免許の種類と、それぞれの免許について詳しく解説しています。
一般的に教員免許とも呼ばれる普通免許状は、大学や短大などで所定の単位を取得した後に取得できる免許で、さらに3つの種類に分けられます。
初等教育教員養成課程を持つ4年制大学で、教科や教職に関する科目など、所定の単位を取得した状態で卒業して得られるのが小学校教諭一種免許です。
小学校教諭を目指す方の多くがこの小学校教諭一種免許を取得するケースが多いことから、小学校教諭になるために初等教育教員養成課程を持つ4年制大学への進学が一般的な方法と言えるでしょう。
小学校教諭一種免許とは異なり、初等教育教員養成課程を持たない4年制大学や短期大学などで必要な科目の単位を取ることで、取得できる免許です。
小学校教諭二種免許でも小学校教諭にはなれますが、教諭になったあとも小学校教諭一種免許取得の努力義務が課されるところが大きな違いです。
小学校一種免許を基礎とし、さらに小学校教諭専修免許状が取得できる大学院で所定の科目の単位を取得した上で博士課程を終了して取得できる免許です。大学院に進む前に小学校教諭一種免許を取得している場合は、大学院で必要な単位数が軽減されます。
また、大学だけでなく大学院で専門分野を深く研究していることを評価してもらえる場合があります。さらに管理者を目指すためにこの免許が必要となる地域もあります。
特別免許状とは、優れた知識や経験などをもっているものの、教員免許を持っていない社会人などを教員として迎え入れるための免許です。取得するには、都道府県や政令指定都市の教育委員会、学校法人などの推薦や都道府県教育委員会が行う教育職員検定への合格が必要。
有効期限は、5年以上10年以内の教育委員会規則で定める期間となっています。
臨時免許状は、普通免許状をもつ人材を採用できない場合に限って例外的に授与される「助教諭」の免許状です。
臨時免許状の授与条件は、人物・学力・実務・身体といった項目からなる、都道府県教育委員会が行う教育職員検定への合格が必要となり、授与された場合の有効期限は3年となっています。
小学校教諭になるために必要な免許にはいろいろな種類がありますが、小学校教諭になった後の努力義務や有効期限などのことを考えて免許を取得しましょう。
これから大学進学を考えている方の場合は、小学校教諭一種免許が取得できる4年制の大学への進学がおすすめです。
※選定基準:
愛知県で保育士資格、幼稚園教諭・小学校教諭免許のいずれかの取得を目指せる大学のうち、保育士資格・幼稚園教諭・小学校教諭の同時取得も可能な大学の中から、以下の基準に沿ってピックアップしています。(2022年3月調査時点)
・名古屋芸術大学…資格取得+αの力をつけられるコースの数が最も多い大学(7コース)
・桜花学園大学…最新の実績で、公立園および公立小学校(特別支援含む)の就職人数を明示していて最も多い大学(2020年度 計64名)
・椙山女学園大学…SSK(名古屋の女子大御三家)のうち、偏差値が最も高い大学(教育学部保育・初等教育専修の偏差値…50.0~52.5※)
※参照元:スタディサプリ(https://shingakunet.com/gakko/SC000150/nanido/)